さまざまなバージョンをご用意しており、数ワットから5メガワットまでのモーターを2から24ピンの範囲でテストできます。異なるバージョンでは、自動ラインのテストや作業者によるテストが可能で、シングルステーション・ダブルステーションの作業台(統合・分離)に対応しています。
また、その他いくつかのテストオプションもご提案可能です。中でも部分放電試験(Partial Discharge Test)は特に推奨される重要な試験の一つです。
E.D.C. は、従来の高電圧テストやサージテストでは検出できない巻線とGND間、同じ巻線のターン間の絶縁の問題を特定できる新しいテストを1998年より研究・提案した最初のヨーロッパ企業です。これらの問題は、特にモーターがインバーター(電子速度レギュレーター) で駆動している場合、短期間(数時間、数日、数週間)でモーターが故障を引き起こす原因となります。
システムに含まれるテスト(お客様による選択)に基づいて、システムにはあらかじめいくつかの基本的なテストプログラムがデータベースに登録されています。これにより導入初期のテスト設定がスムーズに進みます。テストの種類、回数、順序、テストパラメーターをお客様が自由に設定可能で、柔軟なテスト運用が可能です。
AST320/Wシステムの基本バージョンには、すべての測定機能とテスト結果の保存、印刷、アーカイブ機能を備えています。このシステムでは、多言語対応の試験証明書の印刷、粘着ラベルの印刷、テストプログラム・パラメーター・テスト結果のデータベース管理、予防保守プログラム搭載、キャリブレーションソフトウェアおよび自己診断機能、さらに、リモートアシスタンス機能や、LAN経由でローカルネットワーク連携など、さまざまなオプションにも対応しています。
- 柔軟性のある構成
- プログラミングが容易なソフトウェア
- 自動車用ステーターの高容量テスト(オプション対応)