詳細
M125は、あらゆる現場環境で測定できるように設計された自動ゲージステーションです。
寸法検査、形状検査とともに、非破壊(ND)検査を実行できます。そのほかに、マーキング、ワーク選別、バックアップエリアなどの機能を実行できます。
M125は、生産ライン全体を全数検査できます。
構成を以下に示します。
- コンベヤ
電動式ローラーコンベヤで、検査対象ワークを移動します。
ワークは分配器側またはギア側が前方になるように配置され、オイルパンの平面で支持されます。
一連の中間ワーク停止位置(認識、マーキング、不良品など)がコンベヤ沿いに設けられます。
- 寸法ゲージステーション
ゲージステーションは、ワークコンベヤの振動の影響を受けないように設計されています。
以下の2つの部分で構成されます。- 上部:
電気機械的に作動するワークエレベーターユニット。シリンダーブロックを置いて測定部(通常は4つのシリンダーロッドプラグで構成)まで上昇させて、そこで測定セルに取り付けるように設計されています。 - 下部:
シリンダーロッド(シリンダーブロック)を検査するために1つまたは複数の測定セクションに固定されたプラグ、水平に置かれたクランクシャフト(またはヘッドのカムシャフト)の軸検査プラグがあります。測定セクションの数は、ベンチのサポートの数と同じです。
- 上部:
一連の測定セルによって、径、楕円度、同芯度、直角度、および距離を測定できます。
- 自動校正装置
M125には、寸法測定のゼロ設定を電気的に実行する自動校正装置が取り付けられています。
校正機能は、以下の例のようにお客様によるカスタマイズが可能です。- 要求に応じて実行
- プログラムにより「n」測定サイクルごとに実行
- 時刻を指定して実行
- 環境温度が変化した後に実行
- 非破壊(ND)検査
M125ゲージステーションは、すべての寸法パラメーターを測定する場合と同様に、以下に示す表面の欠陥を検出するための非破壊測定を構成できます。- クラック
- ポロシティ
- 不良ワークシュート
M125ステーションの標準コンポーネントです。モジュール方式のシステムなので、そのワークコンベヤライン固有のレイアウトに応じて位置を変更できます。
- M125ゲージステーションの付属品
M125自動ゲージシステムには、以下の付属品モジュールを組み込むことができます。- ワークタイプ認識ユニット
- 自動/手動ワークタイプ切り換え装置
- マーキングステーション(永久/一時マーキング)
- 温度制御用プローブユニット
以下の機能では、再合否判定/バックアップエリアも使用できます。
- 一連のマニュアルプラグを使用した不良ワークの再合否判定
- 装置メンテナンス中のマーキングステーションのバックアップ
- ゲージステーションメンテナンス中のマシンのバックアップ
- オフラインでのワークの測定とマーキング
利点
- 品質と価格の優れたバランスを生産技術と効率化により保証
- 極めて短い測定サイクルタイム
- 測定精度が高いのでシリンダーブロックやヘッドなどの大量コンポーネントの認証に使用可能
- あらゆる現場環境での測定に備えた設計
- 極めて長期にわたって高い信頼性を維持
スペック
測定性能や寸法性能などの技術仕様については、お客様とマーポスの双方が最適な品質と価格のバランスを見つけられるように、商談および技術交渉を通じて決定します。
ダウンロード
BROCHURES AND MANUALS
パンフレット | |
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英語 |
M125: (635.75kB)
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イタリア語 |
M125: (635.12kB)
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