GEMDSは、主軸の熱膨張/変位を確実に検出するインテリジェントなスタンドアローン型モジュールです。スイッチキャビネットの標準取り付けレールに取り付けます。必要なインターフェースをすべて搭載しているため、既存の制御装置からネットワーク環境、Industry 4.0ソリューションに至るまで簡単に完璧に統合できます。
システムは、渦電流センサー、アンプ、およびモニタリングモジュールGEMDSで構成されています。重要な変化(伸縮、膨張、変位)をリアルタイムに検出できます。また、最大3個の温度センサーを接続し、それぞれ制限値を設定してモニタリングできます。これにより、その後の不要な加工が回避されます。
GEMDSは、4個のセンサー信号(1個は変位、3個は温度)をモニタリングします。それを、8通りの動作シナリオおよびシナリオごとに5個の静的アラーム(2個は変位信号、3個は温度信号)を使用して管理できます。
GEMDSは、スタンドアローン型ソリューションとして使用できます。表示・制御用ソフトウェアは、Windows(Win 7/10)ベースのマシンのコントロールパネルまたはシーメンス製のLinuxベースのシステム(TCU)上で動作します。
このソフトウェアは、マーポスの7インチ/10インチ業務用PCまたは任意のWindows PC(Win 7/10)にインストールできます。
GEMDSは、GENIOR MODULAR製品ファミリーとして、プロセスモニタリング用のGENIOR MODULARモニタリングシステムに組み合わせることができます。これにより、変位信号と温度信号を自動モニタリング戦略に組み込んで使用できます。
このように、マーポスは、任意のGENIORモジュール(GENIOR MODULARで動作可能、インターフェースはCANバスを使用)を追加するだけで、変化し続けるニーズに適合できる、極めて柔軟性のあるソリューションを提供しています。
- 主軸の膨張/変位のリアルタイム検出
- 測定範囲550 μm、精度±0.2 μm
- 設定されている制限値を超える信号を早期フィードバック
- 渦電流センサーなので接触なし
- 8通りの動作シナリオおよびシナリオごとに5個の静的アラーム
- アラーム記録用ブラックボックス
- 標準取り付けレールに取り付けられる制御キャビネットモジュール
- 電源:24V DC
- 静的I/Oインターフェース
- HMIはWindows(Win 7/10)オペレーティングシステム対応、シーメンス製Linuxシステム(TCU)上で動作可能
- PC/LinuxにはEthernet経由で接続
- CAN-Bus経由でGENIOR MODULARに統合
システムに含まれるコンポーネントは以下の通りです:
- DINレールモジュールGEMDS
- 視覚化ソフトウェア(GEMDS VISU)
- 測定用電子機器(CS26HF)
- 接続ケーブル
- 渦電流センサー(CS5ISまたはCS6IS)
オプションコンポーネントは以下の通りです:
- CSxISセンサー取付用調整可能支持具