詳細
X5はさまざまな分析機能があり、稼働時間、セットアップ時間、ダウンタイム、マシン速度、生産性分布、主な生産不良を記録します。各種カウンターのほか、関連するすべてのモニタリングデータ、生産データ、工程異常データを保存する機能を、さまざまな金型やオーダーで使用できます。膨大な金型の情報、すべての異常検知時のプロトコル、オペレーターの全操作の入力プロトコルを、RFID制御によるユーザー管理と組み合わせて使用できます。
LEDステータスランプを搭載した高速レスポンス、高解像度の12インチのタッチディスプレイを備えたX5は、マシンと金型の保護、プロセスモニタリング、生産工程の異常の検出に使用されます。またワーク品質の最適化も可能です。さまざまなカウンター機能（オーダー、金型、ボックス、品質、メンテナンス、シフト）により、生産工程を詳細に制御および分析できます。さらに、工程信号をモニタリングし、ピーク値、エンベロープカーブ、トレンド曲線、工程品質曲線を表示できます。
ユーザーフレンドリーな機能（自動信号増幅機能と自動監視角度設定機能）を搭載したX5は、ティーチイン機能を使用して、常に変化する生産状態に自動的に適応します。
マシンまたは金型の適切な位置に適切なセンサー（荷重、AE、距離、温度など）を取り付け、工程情報を電気信号に変換します。電気信号は増幅およびフィルタリングされて、最適なモニタリング方法（Quattromatic、Systomatic、Zoom、Sums、Differences、Trend、Peak、PQ Monitoring）で評価されます。
生産性の損失を生じさせる原因を特定するために、Stop & Goダイアグラム機能は、最大90日分の稼働時間、セットアップ時間、およびダウンタイムのほか、実際の生産速度も記録します。さらに、C-THRU4.0ソフトウェアに接続することで、現在のオーダー、フォローアップオーダー、目標生産数量、実績数量、停止理由を入力、表示するためのデータ収集画面を表示できます。
利点
- 校正済みの荷重測定によるマシンと金型の精密な保護、和/差チャンネルによる合計荷重と偏荷重の測定
- 複数のセンサーデータ（荷重、AE、距離、温度）の収集と評価によりマシンのモニタリング精度を向上
- モニタリングモード（Quattromatic、Systomatic、Rotatorなど）による生産品質の詳細なモニタリングによりダウンタイムを短縮
- 不良品シューター、製品ボックス、コンベヤベルト、材料フィードの同時制御によりワークの混合を回避しながら、無人生産によって生産性を向上
- 金型とマシンのセットアップを最適化するために、PQファクターがチャンネルごとの工程と信号の安定性を表示
- モニタリングしながら高速で良品ワークと不良品ワークを分離することによりワーク品質を保証
- 生産速度、ダウンタイムプロトコル、オペレーターからの全入力の自動保存など、生産工程をStop & Goダイアグラム機能で自動的にグラフ化
- タッチディスプレイのユーザーフレンドリーなメニューからの直観的な操作、使いやすいマシン制御インターフェース、自動監視設定機能（ゲイン、モニタリング期間、エンベロープカーブ幅など）によりトレーニング作業を削減し、オペレーターの作業性を向上
- データ収集（C-THRU4.0、XBrowser、Tuning Board）およびリモートサポート（Teleservice）のためのネットワークインターフェースを装備し、モニタリングシステムと高速データ通信が可能
スペック
- モニタリング：アナログチャンネル x 1～8（24）、デジタル入出力 x 4～16
- 電源：24 V / DC / 23 W
- 周囲温度：+5 °C～+40 °C
- インターフェース：Ethernet/TCP/IP x 1、USB x 2
- サンプリング：角度または時間
- 寸法：346 x 354 x 136 mm（幅 x 高さ x 奥行き）
- 重量：10.5 kg（U字型ホルダーを含む）
