ARTIS工具/工程/マシン状態モニタリング用データベース管理システム
C-THRU4.0
C-THRU4.0は、Artis工具/工程/マシン状態モニタリング用データベース管理システムです。C-THRU4.0は、個々の加工ステップを詳細かつ包括的に表示できます。また、工程品質に関する情報も提供します。高速エラー診断や個々のワークごとおよび加工ステップごとの間接的品質エビデンスを提供するC-THRU4.0は、最適化のプロセスおよびIndustry 4.0アプリケーションの優れた基盤として使用できます。一貫したプロセスモニタリングおよび文書化を継続的に行うことによって、リソース効率を最大化できます。このソフトウェアで生成できる詳細なトレンドシーケンスは、弱点を明らかにして、イベントメッセージと組み合わせることで集中的な対応を可能にします。
Artisモニタリングシステムは、デジタルセンサーとアナログセンサーのデータをリアルタイムに収集して、すぐに使用可能な情報に変換します。制限違反が発生した状況で緊急シャットダウンを起動することができます。保存されているデータは、モニタリングシステムまたはC-THRU4.0の長期記録機能を使用して、後から損傷の原因を特定して評価することに使用できます。保存されているデータを継続的に解析すると、マシンや工具の状態についての情報が得られます。情報を比較して、トレンドおよび制限値を把握することにより、将来の傾向を特定し、より良い結果を達成するための意思決定に役立ちます。
状態を重視するマシンの予防保守では、基本的に、マシン状態の常時モニタリングが要求されます。この方法によってのみ、保存されたデータに基づく予防保守を実行でき、マシンのセットアップとメンテナンス作業を計画しやすくなり、マシンの可用性と効率を最大化するのに役立ちます。
工作機械による加工中は常に大量のデータが生成されますが、多くの場合、このデータは使われないままか、失われることさえあります。
C-THRU4.0は、以下のソースから工程データを収集します:
- Artisプロセスモニタリング
- マシン制御
収集したデータは、詳細な解析、評価、および文書化に使用できるようになります。
モニタリングシステムのCTMまたはGENIOR MODULARは、C-THRU4.0にデータを提供します。このデータは、さまざまなサービスによって伝送および保存されます。そのために必要なソフトウェアは、PCまたはファイルサーバーにインストールします。工作機械のプロセスモニタリングシステムのCTMとGENIOR MODULARは、これまで通り、自動的にリアルタイムに動作します。
C-THRU4.0は、関連するすべての収集データをPC/ファイルサーバに転送し、SQLデータベースに保存します。収集データの量は、構成に応じて異なります。必要なディスク記憶装置の計算は、ネットワーク接続されているモニタリングシステムの数と計画している保存期間によって決まります。
C-THRU4.0は、工具、工程、およびマシンのデータをすべて保存して、最適化、評価、および計画の基礎として関連情報を生成します。視覚化、フィルター設定、およびデータリンクによって相関関係を指摘するために使用できるソフトウェアツールとして、ReportGeneratorおよび情報システムのC-DASHBOARDの2つが提供されます。
- 不良品の削減とマシンのダウンタイムの短縮によりコストを計画可能:関連データと事実に基づく正しく迅速な決定
- 予防保守:マシン、工程、および工具に関するステータス情報
- 最適化:現在の弱点を検出し、将来同様の問題を回避するための解析
- 単純で直観的な操作:対話形式で個々の情報を取得するために明確に構造化
- Webベース(C-DASHBOARD):リモートアクセス、高い拡張性、および更新が容易
- セットアップ:C-THRU4.0は、GEMBOXHP(オプション)またはノートブックなどのローカルデバイス上に一元化する方法でセットアップできます。分散セットアップオプションでは、ソフトウェアをファイルサーバーまたはクラウドにインストールします。
- ライセンス:すべてのPCにライセンスが必要です。DataImporterの永久使用ライセンスは、PC(MACアドレス)にリンクされます。
- オプションのC-DASHBOARD:Artis C-DASHBOARDは、生産管理用情報システムです。すべてのマシン、工具、および工程の状態の概要を提供します。