モニタリングシステム向け適応制御
AC
適応制御(AC:Adaptive Control)は、ARTIS GENIOR MODULARとCTMモニタリングシステム向けのオプションです。このオプションは、切削サイクルのプログラムされた送り速度を制御して、切削サイクル全体にわたって、工具の負荷を一定に保ちます。切削力が小さい、つまり、主軸の加速度が低い(工具状態良好、切り粉排出減)と、切削速度が高くなります。工具の状態(摩耗)またはワークの品質(表面粗さ、硬度など)が変化すると、ソフトウェアのアルゴリズムによって、送り出し力が自動的に低下します。この機能は、プロセスモニタリング中に有効になります。
詳細
- 切削負荷が安定するため、マシン、工具、ワークの損傷を防止します。
- 加工速度がワークや工具の状態に常に適合されるため、マシンと工具の稼働寿命を最適化します。
- 切削サイクルタイムを最適化します。
利点
送り速度は、DTAセンサーの信号(主軸の力など)に基づいて、設定されたACの限界値に自動的に調整されます。このACの限界値は、手動で設定するか(CTM)、または自動的に判断されます(GEM)。ソフトウェアのオプションは、リリースコードでアクティベートできます。
バージョン
適応制御は、以下の工具/プロセスモニタリングシステムでお使いいただけます。
- CTM:CTM-FP-AC/2P
- GEM:GEM F-AC
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