詳細
TBDは、レーザー反射のテクノロジーを使用した、非接触式システムです。TBDは、レーザービームを回転中の工具の表面に発射するエミッターで構成され、チェック位置に取り付けます。工具破損がない場合、工具がレシーバーへ信号を反射させ、クーラントの飛沫によるエラーを取り除き、内蔵型電子ユニットで処理されます。一方、工具に破損があると、工具は信号をTBDに反射せず、アラーム信号がトリガーされます。レーザービームは、主軸の軸に向けて発射されます。そして、マガジン方向への移動中にチェック位置が特定されます。より複雑な位置決め動作が可能なため、処理時間が長引くことはありません。
TBDは柔軟性に優れているため、さまざまな動作モードに対応します。
- 最大出力に設定すると、TBDは、標準の破損検知能力で、離れた位置(最大2 m)にある工具を検知します。低出力モードでは、発射されるレーザービームが小さくなります。求められる公差が小さい場合に使用します。
- 信号フィルタリングのレベルは、選択可能です。工具チェックサイクル中に、クーラントの飛沫によってレーザービームが遮断されたり、クーラントの飛沫が工具の先端に残留したりすることがあります。その場合は、受信した信号が変化します。「フィルター高」に設定すると、TBDソフトウェアによって、フィルタリングのレベルが高くなり、より信頼性のある結果が得られます。一方、「フィルター低」に設定すると、フィルターのしきい値が高くなり、TBDの反応が早くなります。
- 最適な主軸速度の範囲は、選択可能です。
利点
- 素早く、信頼性のある破損検出
- 広い範囲でソリッドボディの筒状工具を認識可能
- 取り付けや配線が簡単
- 不良品を削減し生産の監督が不要
- 極めて高い柔軟性を実現し各種動作オプションが利用可能
スペック
すべての技術的特徴については、「ダウンロード」セクションの表をご参照ください。
バージョン
TBDは、2つのバージョンで提供しています。
- 標準タイプのTBDは、動作範囲が200~5,000 RPM。マシニングセンター、ボール盤、タップ盤のほとんどの標準アプリケーションや、非監督の生産が求められる場合に使用できるように設計されています。
- TBD HSは、最大80,000 RPMの速度で回転中の工具をチェックできます。TBD HSは、高い仕上げレベルや非常に高速なサイクルタイムが求められる機械加工に使用します。TBD HSは、機械加工の品質標準を常に高いレベルで維持します。
ダウンロード
BROCHURES AND MANUALS
パンフレット | ユーザーマニュアル | インスタレーションマニュアル | |
---|---|---|---|
英語 |
TBD: (1.97MB)
|
TBD: (1.27MB)
|
TBD: (2.01MB)
|
イタリア語 |
TBD: (1.97MB)
|
TBD: (1.27MB)
|
TBD: (2.07MB)
|
ドイツ語 |
TBD: (1.97MB)
|
TBD: (1.28MB)
|
TBD: (2.09MB)
|
フランス語 |
TBD: (1.97MB)
|
TBD: (1.26MB)
|
TBD: (2.14MB)
|
スペイン語 |
TBD: (1.97MB)
|
TBD: (1.28MB)
|
TBD: (2.12MB)
|
ロシア語 |
TBD: (2.10MB)
|
- | - |
日本語 |
TBD: (2.30MB)
|
- | - |
韓国語 |
TBD: (4.87MB)
|
- | - |
中国語 (Simplified Chinese) |
TBD: (5.38MB)
|
- | - |
TECHNICAL DOCUMENTS
Tech Spec Table | |
---|---|
英語 |
(47.92kB)
|
イタリア語 |
(48.59kB)
|
ドイツ語 |
(48.96kB)
|