詳細
適用分野
- 生産ライン際に設置されているマニュアルローディング/アンローディング品質管理ステーションのプリプロセス測定でのマッチング研削
- ポストプロセス測定での機械への補正値のフィードバック
- ワーク分類ステーション
- 選択組立ラインの測定ステーション
測定技術
- ボア検査用空圧式プラグゲージ（環状噴流タイプまたは直噴流タイプ）
- 外径検査用空圧式リングゲージ（環状噴流タイプまたは直噴流タイプ）
- コンタクト電気プラグ/リングゲージによる専門測定ソリューション
測定原理
ゲージプラグが電動スライドによって測定するボア内部を一定速度で移動し、径の測定値が連続的に保存されます。外径測定の場合、ワーク自体が、固定されているリングゲージ内を移動します。マーポスのGagePod 4M8データ収集モジュールは、NCスライドの動作を制御し、スキャニング中に径の値を連続的に収集するために使用します。測定値は、E9066T/E9066E工業用コンピューターの画面上に、プロファイルの形状と一緒に表示されます。
測定する特性
- 内径と外径の最大値、最小値、平均値
- プログラム可能なローカル位置の内径と外径
- 長手方向に径の変動によるテーパー、バレル形状、および他の形状の誤差を表示
- マッチングクリアランスの最大値、最小値、平均値
- プログラム可能なローカル位置のクリアランス
利点
最高精度
M39Sゲージは、インジェクター、ポンプ、油圧バルブのような高精度な機械コンポーネントの測定に必要な最高の繰り返し精度と正確さを保証します。この測定システムは、選択組立、マッチング研削、マッチングホーニングなど、内径と外径のマッチングプロセスで使用します。
コンパクト
すべてのコンポーネントが1つのアルミ製筐体に固定された極めてコンパクトな外形寸法のM39Sは、わずかなスペースしか必要としないので、自動機械に組み込むのに理想的な測定ステーションです。
堅牢な設計と高い信頼性
堅牢な設計で、標準化された交換式の空圧式測定コンポーネントを使用しているM39Sは、非常に有用であり、自動ポストプロセスアプリケーションのような標準的な生産環境で長年にわたって優れた測定性能を保証します。
スペック
すべての特徴については、「ダウンロード」セクションのパンフレットをご参照ください。
バージョン
標準バージョン
- M39S Single Station ID：1つのボアがある1つのワークを測定。
- M39S Single Station OD：1つのシャフトの外径を測定。
- M39S Twin Station ID/OD：1つのボアの内径、1つのシャフトの外径、およびそれらのマッチングクリアランスを多点測定。
- M39S Light：E9066E-L7電子ユニットを装備したコンパクトなソリューション。ID検査のみ対応。
特別バージョン
- M39S ID/OD：複数の径を持つワークの多点走査検査用マルチチャンネル空圧式プラグ/リング。
- M39S Single Lip ID/OD：非常に小さい径（0.8 mm以上のID）の測定。
- M39S Special versions：ワークの自動ローディング、水平方向のシャトルまたは回転テーブル装備。
- M39S Roundness：径の軸方向のスキャニング検査とさまざまなプログラム可能な位置における真円度の測定を統合。測定セクションごとのプロファイルを生成します。シャフトまたはボアの測定用のさまざまな構成のゲージをご用意しています。
