詳細
オペレーターまたはロボットが回転センサーを介して、縦型測定システムにシャフトワークをロードします。組み込まれた電動スピンドルによりワークが回転し、同時に光学式システムにより制御対象フィーチャーの画像が取得されます。
画像を介して、直径や半径などのフィーチャーを検査して測定できます。丸みや逃げなどの形状制御も行うことができます。
高解像度イメージセンサーにより、通常、数ミクロンの公差範囲で、求められる測定精度が保証されます。
画像生成はシャドウキャスティング法により行われます。つまり、ワークのプロファイルの影により測定されます。シャドウキャスティングは高性能測定の基盤となる手法で、ワークの色や表面仕上げによるばらつきを排除できます。
オプションとしてシステムに接触型センサーを組み込んで、シャドウキャスティング法では見えないフィーチャーを測定することもできます。例えば、ローターシャフトの場合に一般的なキー溝や外部スプラインの寸法特性などです。
大型ローターの場合、測定性能に影響を与えることなく、磁化後であってもOQLバージョンで測定できます。
Optoflashバージョンは、一部のローターシャフトなど、小型ワークの高速測定サイクルに使用できます。
利点
- 多様なワークに合わせて構成できる柔軟性の高いソリューション
- 測定の定義を容易にする組み込みユーザーインターフェース
- 寸法および形状の制御
- 測定値を工作機械のフィードバックとして利用可能
バージョン
- 手動およびロボットによるロード
- 光学測定および接触型測定機能
スペック
- 測定不確かさ1 µm以下
- 長さ1200 mm以下、直径240 mm以下のワークに対応